86-15「DINOBOT SLUDGE」
(ダイノボット スラージ)


【パッケージ】

1986年に公開された「TRANSFORMERS THE MOVIE」のキャラを商品化する86シリーズ。
グリムロック、スラッグに続いてダイノボットからスラージが商品化。


【ビーストモード】



長い首が特徴のブロントサウルス型のメカ恐竜に変形。


サイドから。
腹部から垂れ下がっている、ロボットモードのつま先パーツがちょっと残念。


首は根元から上下に可動、頭部は金色の部分から回転します。
口は開閉が可能。


下から見たところ。
やはり空洞が気になります。
なんか電池はいりそうなスペース。


武器は恐竜モードの下部に取り付けておけます。


グリムロックやスラッグに付属したのフィギュアはスラージには付属しません。
特に固定するジョイントなどもありませんでした。





【ロボットモード】

他のダイノボットより厳つい上半身のロボットモード。


頭部アップ


正面から。
ちゃんと背中のガワが腰のあたりから生えているのがいいですね。
尻尾を分割して配置することで脚部のボリュームを増やしている処理も面白いです。


可動は別シリーズのWFCトリロジーのアイテムに近い感じで足首が横方向に可動出来ます。


腕の構造はこんな感じ。
腕を開いても空洞部がないので見栄えが良いです。
手首はもちろん回転可能。


肘は二重関節なので深く曲がります。


恐竜モードの後ろ足が腕になるので、腕部のボリュームがものすごいです。
いい感じに脳筋というか、気は優しくて力持ちな雰囲気が出ています。








付属の武器を装備。


武器は少しゴツ目めなブラスター。
銃口に穴が開いてて、形状的にもミサイル発射ギミックがありそうな感じですが
特に武器にはギミックはありません。


WFCのエフェクトパーツは取り付けられました。





いつもの旧玩具立ち。
こうするとなんか大きさも旧玩具ぐらいじゃないかと錯覚してしまう・・・。



スタジオシリーズなので劇中シーンの背景が印刷された台紙が付属します。
スラージはグリムロック、スラッグと同じクインテッサの処刑室のシーンから。





【トランスフォーマー第7話 ダイノボット誕生】

「お集りのサイバトロン諸君、ならびにコンボイ司令官閣下、これより皆様の前にわが苦心の傑作をば・・・」


「前置きは短めに頼むぜ」


「では紹介しよう、諸君!ダイノボット達だ」




「なんてデカいんだ、全くたまげる!俺たちの倍はあるぞ・・・いやいや3倍よりもっとあるな」


「では紹介させてもらってよろしいかな?
グリムロックにスラッグ、それにスラージだ」


「おい、ダイノボットだって?恐竜を作るはずじゃなかったのかい、え?」

「そうだよ」


「ダイノボット、トランスフォーム」









「おい、なかなかやるじゃないか」

「他にどんなことが出来るんだい」


「お見せしよう!」


「ダイノボット、その岩を始末したまえ」

「それも急いでだよ」












「というわけですが、残念なのは知能の低い事です。
その点は本物の恐竜と同じってわけです。
しかしいずれはその知能を高めるための新たな・・・ん?」




「あ、あばれ出したぞ!!」

「まさか!」


「うわーー!」


「危ない!みんな下がってろ!」




「お、おおおお」




「だーーーっ」


「早くそのダイノボットを取り押さえないと、基地が破壊されてしまうぞ!」


「あのデカいのを何とかしろー」




「うわーーっ!!」


「あー、どうしよう、コントロールルームのほうに向かったよ。 よーし!」


「早く乗って!とめないと」

「ああ、ぼくも手伝うよ!」

「スパイクー!!」


こうなることをいったいだれが予想したであろう。
恐竜ロボ、ダイノボット達はなおも暴れまくった。


「たいへんだ!テレトランワンが壊されてしまう」

「全速後退だ、バンブル!テレトランワンが爆発する!!」


「わーーっ!」


「おーーいっ!こりゃなんてこった!テレトランワンが破壊されている」


恐竜ロボ、ダイノボット達はその本性を現した。


「助けてよ!バンブルが!」

「どうしたんだい」

「おい、バンブル 大丈夫か、どこをやられたね」

「なーに、大丈夫、パッキンが少し緩んだだけさ」


「さあこーい、グリムロック〜、こっちだ〜、捕まえてみろ〜
ほらほら〜、こっちこっち」


「こっちだよ〜」


「バンブル、大丈夫か」

「バンブルはヤツを誘い出すつもりなんだ」




「ぐわぁっ!この怪物め!


「ウハハハハッハ、おたくも老いぼれたなアイアンハイド」


「フォースフィールドで防げばいいんだ、このとおりな!」




「お前はいいかもしんないが、こっちはたまんないぜ!」


「まってろ!この一撃で止めてやるよ」





「ほら〜、こっちこっち〜」







「もういい!!もうたくさんだ!ダイノボットを破壊する!!」




「おまちを!マグネティックインデューサーで止めて御覧に入れますから!」













「やれやれ・・・、司令官、私の苦心の作です!破壊だけは思い留まってください」


「わかっている、壊しはしないがエネルギーをカットし永久に閉じ込めておく。危険が大きすぎる!」


「じゃあな、君たち」


「撃てーっ!」


(数分後に出してもらえそうな予感がする)



今回使用したオートボット(サイバトロン)のメンバー。
あとはゴングとギアーズ、チャージャーを今の仕様でリメイクしてくれれば・・・。



他のスラージ達と。
左から
CYBERVERCE「DINOBOT SLUDGE」
STUDIO SERIES-86「86-15 DINOBOT SLUDGE」
トランスフォーマー「27 密林戦士 スラージ」
GENERATIONS SELECT「ダイノボット スラージ」


ロボットモードで。
度のアイテムもあまり大きなデザインの変更はなく、どれもスラージらしいデザインです。


他のSSダイノボット達と。
これで初期の3人が揃った!!あと2人!


ロボットモードで。
ロボットモードの頭部の高さはほぼ同じですね。
恐竜の頭部がある分、スラッグが大きく見えちゃいますが。






以上、STUDIO SERIES 「86-15 DINOBOT SLUDGE(ダイノボット スラージ)」でした。


ホイルジャック達が作ったダイノボットの初期3体のうちの一人。
完成後のお披露目会で大暴れして封印されるもその後解放され2010の頃には
ダイノボット全体がかわいいおバカキャラ化していきます。
スラージは巨漢でパワータイプながら知能はダイノボットの中でも低い印象があります。
2010辺りではのんびりしたゆるキャラみたいな感じになっていきますが・・・。

今回のSS版は完全新規のアイテムで大きさもリーダークラスという、
他のリメイクアイテムと絡めても、違和感のない大きさになっています。
造形も旧玩具とアニメの良とこ取りという感じで、理想的なスラージに仕上がっています。
変形ギミックは旧玩具から大きく変わっており、
特にこれまでロボットモードの腕がそのまま恐竜モードの前足になる変形パターンが
今回は、胴体部ごと捻るように移動し、恐竜モードの後ろ足になるのが面白いです。
ただ個体差なのか全体的に最後のパーツ合わせがめんどくさいように感じました。
どこかのパーツを合わせると熱のところが開いちゃう、、、という感じ。
あと恐竜モードの腹部に大きな空洞があるのもちょっと残念です。
もう少し見栄えよくできたような気もするのになあ・・・。

SSダイノボットも残すところあと2体!
はやく5体全員揃えて並べたいですね。