MP-29
「デストロン防衛参謀 レーザーウェーブ」

(2016.3.31)



【ロボットモード】

アニメデザインに落とし込まれたロボットモード。
ただし色がちょっと薄いというか淡いというか・・・アニメもこんな色じゃなかったような・・・。


少し画像加工でいじってみました。(右が加工したもの)
個人的にはもうちょっと赤みが強い紫なイメージなのですが、この辺は好みの問題ですかね・・・。


最近発売された紫な人と色味比較。


頭部アップ。
数あるトランスフォーマーの中でも特徴的な頭部。
目の部分はクリアパーツ。


正面から。
腕部のエンブレムはシールを貼っています。


後頭部には集光用のクリアパーツが。


集光ギミックはかなりきれいに光ります。
ただマスターピースで集光用のクリアパーツが後頭部から丸見えなのはちょっと気になります。


可動は干渉する部分が少ないおかげもあってかなり動きます。


わきの下の部分はシャッターのようなパーツがあり、
腕を上げると空洞部を埋めるようにせりあがってきます。
これは地味ながら素晴らしいギミック!!


膝の裏側にあるパーツが干渉してヒザはあまり深く曲がりません。
んー・・・


余剰(一応スタンドとしても使えますが)のバックパーツを背中の
銃口パーツに被せるように装着させることができます。


装着させるとこんか感じで、アニメや旧玩具のような雰囲気に。
旧玩具ではガンモードの本体後部が折りたたまれてバックパックになるのですが、
マスターピース版では脚部のボリュームを稼ぐために足に配置されるためこのような処理に。
んー・・・


個人的にはバックパックがあるほうが好みです。


さらに腕部の肘から下を180°回転させて手をクリアパーツに差し替えれば
旧玩具を意識した「リスペクトモード」に。
おまけ的なギミックとはいえ、いるかなコレ・・・。





差し替え用の手のパーツはリスペクトモード用のクリアパーツ以外にもいくつかあります。


敬礼用の指を伸ばした状態の右手パーツ。


正直使い道が限られてしまい使いにくいです・・・。
画像はかかってこい的な・・・


上司に地獄突き!
なんかホルホースの鼻に指突っ込んだポルナレフを思い出した・・・。


ちなみに敬礼用の右手はクリアパーツ版も付属。
いりますかねコレ・・・。


ちなみに敬礼ポーズをきれいに決めるためなのか、
右手のみ画像の○の箇所に肘以外に可動個所があります。
・・・こだわるところがなんか違う気が。


左手が普通の手になっているパーツも付属。
こっちのクリアパーツ版はありません。


付属の武器「レーザーバルカン」を装備。
手のひらの凹ジョイントにはめ込んで持たせます。


劇中でもレーザーウェーブや他のキャラクターも使っていたことから
デストロン軍団で使用していた一般的な武器なのかも。
ということはレーザーウェーブはこの武器をスキャンしたのか!なるほど。





レーザーバルカンは変形後のレーザーウェーブとして他のキャラに持たせても使えますね。
MPスタースクリームに持たせてみました。
ジョイントで固定はできませんが指の可動で保持。


同じくMPサウンドウェーブに。


CWブルーティカスに持たせてみた。
さすがにちょっと小さすぎました(^^;)


MPサウンドウェーブ付属のメガトロン銃を持たせてみ・・・ましたがちょっと無理がありました。


CWショックウェーブをレーザーウェーブに。



左腕側面のボタンを押すと銃口がライトギミックで光ります。
要ボタン電池!


銃口だけでなく漏れるように銃身も光ります・・・


クリアパーツの銃身に変えるとよりハッキリと。





ここからは適当にポージング。
腰のパーツが展開するようになっているので脚部の可動の妨げにはなりません。


肩は胴体との接続部の可動と、肩ブロック側の可動があるので
肩の位置を動かしつつ腕部も動かせます。


エンブレムはなんでシールにしたんだろう・・・
変に光沢出ちゃって撮影しにくい


頭部はボールジョイントで可動するので上方向にも結構動きます。
・・・が、構造的にシンプルすぎてマスターピースとしてはどうなんでしょう・・・
んー・・・


造形的にはまさにアニメまんま!って感じなのですが、
大きさやこれまでのアイテムと並べることを考えると
ちょっとあっさりしすぎというか、もうちょっとディテール増やしてもよかった気がします。


膝当てのパーツが外寄りなのも気になりますね。
なんとかセンターへ移動できるようにしてほしかったかな。





「いるぜ!ここに一人なっ!!」








「49 デストロン防衛参謀 レーザーウェーブ」と比較。


上からの比較。
ガンモードではほぼ同じ大きさとパーツ配置。


ロボットモードで。
旧玩具版の方がちょっとだけ大きいですね。
旧玩具版のほうは色的に濃すぎな感じですが、MP版はやはり薄すぎますねえ・・・。


「MP-27 サイバトロン警備員 アイアンハイド」と。
ロボットモードでの大きさはほぼ同じぐらいで驚きました。
コブシの大きさは全然違うのに!


マスターピースでついに3幹部がそろい踏み!
レーザーウェーブだけディテール少なくてちょっと浮いてしまってますが・・・。
こうやって見るとサウンドウェーブは劇中と比べると結構濃い色だったんですね。





以上、マスターピース「MP-29 デストロン防衛参謀 レーザーウェーブ」でした。

まずはレーザーウェーブという、決して劇中ではメインではないキャラクターが
マスターピースとして発売されたことは素直に嬉しいと思います。
ただここ最近のアイテム同様、初見での不安・・・というか、
レーザーウェーブにおいてはインパクトのなさが気になっていました。
そして買って開封したときもそれは同様で、なにかこう淡泊というか、シンプルというか・・・。
「え?これが定価18,000円??」という微妙な気分に。
全体的なスタイルはかなり好みですし、MPメガトロンではボリューム不足だった脚部の問題点を
ガンモード本体のパーツを移動させて補う変形ギミックは素直に凄いと思います。

ただなにかチグハグというか・・・
アニメカラーです!と言うにはやはり淡いく薄く感じる色あいにまず違和感を感じます。
しかも成型色まんまのプラの質感で見た目が非常に安っぽい。
せめてもうちょっと濃い色だったらマシだったのかもしれません。
そしてそこまでアニメの設定に拘ろうとする割にアニメのようなバックパックを背負ったデザインにするには
余剰パーツを使って再現しないという・・・。
ライトギミックもガンモード、ロボットモードそれぞれの銃口を光らすためとはいえ、
電池を単四、ボタン電池の2種使うというのはどうなんでしょう。

そして変にアニメ設定に拘りすぎてアイアンハイド同様にディテール、アレンジ控えめのデザインは
これまでのMPシリーズと並べると非常に浮いて見えてしまいます。
玩具版再現用のクリアパーツの手は差し替えとはいえ再現できるのは嬉しいですが、
クリアパーツの敬礼用の手はなんで付けたのかよくわかりません・・・。
そもそも敬礼のためだけに手を差し替えるってどうなんでしょう。
MPスタースクリームの手なら差し替えなしでできることです。
最近のMPのギミックではなく安易に差し替えでなにかをやろうとする傾向が個人的にはあまり好きではないので
できれば敬礼をさせたかったのならそういう手の構造にしてくれた方がよかったかなと。
とある方が「とても出来のいい昔のオモチャみたいだ」と表現していましたが、悪い意味で自分もそう思います。

せめて色だけでももうちょっとマシだったらよかったのになあ・・・とちょっと残念に思いました。
弄りやすくてスタイルもいい、よくできたアイテムだと思うので
そういった少しズレてしまった部分が個人的にはもったいないなと感じました。