SS-07 「グリムロック」
2018/4/21発売
メーカー希望小売価格(税抜) 6,800円



【パッケージ】



実写シリーズのキャラクターを今の技術でリファインしたスタジオシリーズ。
第一弾のリーダークラスに4作目「ロストエイジ(原題:AGE OF EXTINCTION)」からグリムロックが参戦!


【ビーストモード】



T-REX型のメカ恐竜に変形。
造形の密度と金属の剥げたような塗装のおかげで
変形玩具とは思えない圧倒的な存在感と情報量です。


サイドから


下顎が可動して口を開くことができます。


脚部は足首の可動は変形ギミックの都合でかなり制限されます。
膝もほぼ固定に近い感じですね。


ムービー・ザ・ベストシリーズ「MB-09 ダイノライド グリムロック & オプティマスプライム」付属のオプティマスを乗せてみました。
さすがにちょっと小さいですね。


胸部や尻尾部分などよく見るとパーツを重ねてるだけだったり
かなり変形の処理に関しては雑とも取れるような個所も見受けられますが
全体的なゴチャっと感を強調したデザインのため、それもうまく気にならない感じになっています。








【ロボットモード】

造形、塗装ともまるでCGから飛び出てきたような存在感のロボットモード。


頭部アップ
より劇中デザインに近づいた頭部。
強殖装甲っぽい雰囲気。


正面から。
右手はトゲのついた鉄球が基本の状態で通常のコブシの形状にはなりません。


可動は手首(左手)、腰の回転あり、足首の前後横可動ありと
さすがに今の技術でリメイクされただけあって可動範囲が増えています。
ただ股関節の可動は腰のサイドアーマーが干渉するため動かす範囲に制限が出ます。


右手の鉄球は特にギミック等はありません。
塗装できない素材なためか成型色そのままなので
ちょっと胴体などに比べると見栄えは落ちてしまいます。


今回のグリムロックは特に手持ち武器がつかないので
「AD-20 ブラックナイトグリムロック」のメイスを持たせて・・・見ようと思ったのですが
手の形状的に持たせられなかったので左手のビースト前腕パーツに挟み込んでそれっぽく・・・。


本当に造形の密度感がものすごいです。


胸部からチラっと見える歯車の様なパーツが素敵。


今回のグリムロックは両肩にビースト頭部をまるごと2つ配置されています。
これまでは1つの頭部を半分に割った状態で配置されていましたが今回はちゃんと2つ。
どういう仕組みになってるのかが気になっていました。


右肩のビースト頭部が半分に割れて展開され裏返った状態で尻尾の一部となります。
あー、なるほどー、と思うと同時に処理としては添えただけな感じもあるので
このあたりは賛否が分かれそうな感じがします。


とりあえず飾っておくだけでも非常に見栄えがいいので、とても変形するようには見えません。
このクォリティで他のダイノボットメンバーも欲しくなってきてしまうじゃあないですかっ!


手持ち武器がないので右手の鉄球を使ったポージングしかできないのが残念。


振りかぶって


たたきつける!







スタジオシリーズ共通の仕様として内箱に劇中で活躍したシーンの背景が印刷されています。
グリムロックは香港での戦闘シーンをイメージした背景になっています。







トランスフォーマー/最後の騎士王「TLK-05 グリムロック」と比較。
TLK-05はボイジャークラスの商品なので一回り小さいです。


ロボットモードで。
TLK-05の型も嫌いではないのですが・・・ですが・・・。


トランスフォーマー/ロストエイジ「AD-20 ブラックナイトグリムロック」と比較。
AD-20は同じリーダークラスのアイテムですがボリューム感が・・・。


ロボットモードで。
当時は似てないなと思いながらも気に入ってはいたのですが、
こうやってSS版と並べると、やはり誰だこれ感が・・・。
AD-20はボイジャークラスのものと比べてもかなり細身なので
ロボットモードではやはりSS-07のほうが劇中再現度、見栄えともに勝っています。





以上、STUDIO SERIES 「SS-07 グリムロック」でした。

画像が出回った時「え?これ変形するの?」という疑問を持ってしまうほど
造形、塗装の見栄えがものすごく、そのためか今回のSS第1弾では発売前は一番人気となりました。
これまでのボイジャー、リーダークラス版では再現されなかった個所も劇中に近いデザイン、造形となり
見た目に関してはほとんど不満のない仕様になっていると思います。
(1部成型色ままのパーツの部分が残念ではありますが)

ただ見た目に全力を振ったせいか変形ギミック自体はわりとシンプルな構成で
いくつかの個所ではちょっと強引かなー?と思ってしまうような処理もあったりして
見た目の満足度と遊んだ感触の満足度が必ずしもイコールではないと感じた方も多くいるようです。
とはいえ今グリムロックをSSシリーズとして劇中に近い雰囲気でリメイクするなら
やはりまずは見た目の再現度に全力を振るのは仕様としてはアリかなと。
変形は腰の前垂れパーツのビーストモードでの処理とか
「え?これでいいの?」と変形させてるときは思ったりしますが
変形させてしまうとゴチャゴチャ感に紛れてしまいあまり気にならなくなるので
個人的にはそこまでマイナスになるポイントではありませんでした。
もちろんもう少しここが・・・と思ってしまう部分はいくつかありますが
コスト等で判断しての仕様かなと思うと今回の仕様はよい判断だったのではないかと思ったりします。

願わくば、というかこんなものを見せられたら他のダイノボットも同じ仕様で欲しくなるのは必然!
ぜひリーダークラスのスコーンやボイジャークラスのスラッグ、ストレイフも出してほしいですね。