SS-21
「ディセプティコン バリケード」

2019/1/26発売
メーカー希望小売価格(税抜) 2,800円



【パッケージ】

悪のパトカーという立ち位置と映画で最初にオートボットと戦い見せ場も多かったので
実写1作目でも人気の高いバリケードがSSで商品化!


【ビークルモード】



フォード/サリーン・S281をベースとしたパトロールカーに変形。


サイドから
ロボットモードの足パーツがちょろっと見えてしまってます。。


付属の武器を装備。
本来はタイヤが変形した武器なのでこの状態での装備は変なのですが
余剰になってしまうよりはいいのかな。





【ロボットモード】

猫背で中腰なスタイルが似合うロボットモード。
バリケードの玩具にしては珍しく扱いやすい股関節。


頭部アップ
より劇中に近い造形に。
あとは塗装か。


正面から。
ビークル側面のパーツが腕となるため
これまでは腕部全体が薄っぺらくなりがちでしたが
今回は一部パーツを折りたたむことで厚みを確保しています。


可動は腰の回転はありませんがデザインのわりによく動きます。
足首の横可動や手首の回転がないのは残念ですが。


指はもう少し開けるとよかったかなあ。


今回エリから伸びた部分がドアパーツの一部ではなくなりより劇中っぽい雰囲気に。


一応立膝っぽいポースも取れます。


正面から見ると胴体部がちょっとボリューム不足に感じましたが
角度やポーズによっては造形の密度感もあって
ギュッと詰まったように見えるのがお気に入りです。


とはいえ胴体部が真っ黒すぎるのでディテールが見えにくいのですが。





個体差なのか胴体と腰部をつなぐジョイントがユルユル・・・どころか全く機能してません。
ジョイントの凸部分を太らせたりしたのですがそれでもあまり改善せず。
どうやったらこんなことになるのか疑問に思います。


肩は基部からかなり動かせるのでポージングに役立ちます。


かかとに配置されるビークルリアパーツが
足首の可動につられて動いてしまうのがちょっとストレス。
ちゃんとロックされるとよかったのに。








付属の武器を装備。


手に持たせて使用します。
できれば持たせるのではなく、手を畳んで取り付けられるようにしてほしかったですね。


武器のタイヤ部分は回転させることが可能。





スタジオシリーズ共通の仕様として内箱に劇中で活躍したシーンの背景が印刷されています。






「SS-01 バンブルビー」と。
これで劇中のシーンが再現できる!


「SS-01 バンブルビー」を中腰にしてバリケードをまっすぐ立たせてみた。



これまでのデラックスクラスのバリケードと。
左から
実写映画1作目「MD-02 ディセプティコン バリケード」
ダークサイドムーン「DD03 ディセプティコン バリケード」
スタジオシリーズ「SS-21 ディセプティコン バリケード」
徐々に小さくなっていく・・・。


ロボットモードで。
3体とも全く違う・・・。
「MD-02 ディセプティコン バリケード」は今見ると「誰だこれ感」がすごいですが
今のようなコストダウン設計になる前のアイテムなので造りとしては今見ても豪華だなあと思ってしまいます。
「DD03 ディセプティコン バリケード」は小さくなったなあ、と当時思ったもんですが
SSはそれよりもサイズが小さくなりましたね。




以上、STUDIO SERIES 「SS-21 ディセプティコン バリケード」でした。


実写1作目からの人気キャラクターがスタジオシリーズでも遂に発売。
先に出たムービーマスターピース版からフィードバックされているような個所も見られ
デラックスクラスながらスタイルは以前より向上しています。
造形、スタイルは個人的にはとても気に入っているのですが
それ以外の部分でいろいろ遊びにくいところが多く、
特にビークルモードへの変形のカッチリしなささは遊んでいて非常にストレス。
各パーツの位置合わせがシビアで説明書でもわかりにくいロック箇所などもあり
それがわかるとある程度は変形させやすくなりますが
それでも少しの位置ずれでビークルの外装がまともに合わないのはさすがにどうかと思います。

さらにビークルのボンネット部を回転させるボールジョイントがクリアパーツでできており
回転時の負荷で簡単にヒビが入り、場合によっては受けの部分が割れます。
このボンネット部を回転させるギミックを無駄に大きなボールジョイントで処理してるのは
最初に見たときから雑な設計に感じましたが、さらに破損するとなるとなんだかなあ、という感じです。

全体的には気に入ってはいるのですが、
破損しやすい箇所やまともに機能しない腰のジョイント、合わせにくいビークルの外装など
設計、製造の部分で評価を下げてしまっているのが大変勿体ないアイテムです。