WFC-S11
OPTIMUS PRIME
(オプティマスプライム)

-VOYAGER CLASS-


【ビークルモード】



地球のビークルではないサイバトロン星のビークルに変形。
とはいえG1の地球でのビークルモードによく似たデザイン。


サイドから。
フロントのタイヤがはめ込み式ではなくピン打ちなってるのがポイント高いです。


付属の武器は各部に配置されている5mmジョイントを使って装備。


今回のシリーズは5mmジョイント使っての武装遊びがウリのひとつみたいなので
っこれまでに比べてジョイントの個所が多めです。
これまでの5mmジョイントの武器ならなんでも装備できるのは楽しいですね。


「DA-03 オプティマスプライム with メックテックトレーラー」のトレーラーを拝借。
大きさ的にはちょうどいいのですが特に接続できるわけではなく、
高さもあっていないのでちょっと微妙ですね。





【ロボットモード】

これぞオプティマスといったロボットモード。
背中の天板のガワがちょっと残念。


頭部アップ。
個人的にはこれまでのオプティマス玩具で一番イメージに近い造形だと思います。
角ばってるのに丸っこいというか。
優しい雰囲気もあってとても気に入っています。


正面から。
SIEGEシリーズの特徴のひとつである「汚し」。
プリントの部分と手塗りの個所があるようです。
実物をいじっていればそれほど気にならないのでは・・・と思ってましたが
実際に弄ってると予想以上に気になってしょうがないです。
オプティマスでいうと前から見える部分だけ汚しの表現があり後ろや側面にはなし。
さらにその前から見える部分も足の青いパーツの部分にはない等・・・
やるにしても中途半端だし、見栄えもよくないしで正直本シリーズで一番残念な部分です。


可動はここ数年のシリーズと比較してもかなり優秀。
腰、手首の回転もあり、ギミック対応のため足首にも横可動が


肩は側面がパネル状に開くようになっており、可動を確保しています。


肩は変形機構を使えば後ろ側に動かして胸を張ったようなポーズも可能。
背中のガワが気になりますが、腕にぶら下がった振袖みたいなパーツのほうが気になったり・・・。
もうちょっと目立たないように処理出来てたらよかったのですが。


とはいえこれまでのG1イメージのオプティマス玩具としては最高に素晴らしい出来。


いつもなら容赦なく肉抜き穴が目立つ太ももパーツも今回は2つパーツのねじ止め。
首以外の可動部もボールジョイント処理ではなく、
ここ数年のジェネレーション系アイテムと比較してもしっかりした造りだと感じました。


膝立てはちょっと微妙な感じ。


膝はかなり深く曲がるので正座は余裕。


こちらも変形機構の恩恵ですがフロント部が開いて胸の奥にスペースが。
なんとなく旧玩具を思い出す仕様。


POTP「OPTIMUS PRIME(オプティマスプライム)」付属のマトリクスを入れてみました。
特に固定されるわけではないので安定しませんが・・・。


POTPのマトリクスコアが入るということはタイタンマスターも・・・。


付属の武器を装備。
SIEGEシリーズは武器にナンバーが付けられています。


こちらの武器は「W-M3 RF Ion Blaster(イオンブラスター)」
説明書にはそれぞれの能力値の様なパラメーターが記載されています。


見た目はいつものオプティマスの銃ですね。





シャープネルを狙い撃ち。


旧玩具のように立たせてみました。
玩具というよりアニメの設定画っぽくなった・・・。


もう一つの付属武器
「W-50 Dual-Mech Energpn Strikeshield(エネルゴンストライクシールド)」


オプティマスらしく近接武器は斧タイプの武器が付属。
刃はクリアパーツだとよかったなあ。


両手持ちは無理でした。


刃を収納してシールドとして使用。
というか名称がシールドなんですね・・・。


イオンブラスターにもジョイントがあるので武器同士で合体させたりもできます。
この辺は自由に遊んでね!という感じですかね。





他シリーズのG1メンバーと並べても違和感のないデザインが素晴らしい。


同シリーズの「WFC-S12 OMEGATRON(メガトロン)」と並べるとワクワクしてきますね。




これまでのボイジャークラスのオプティマス(コンボイ)達と比較。

左から
変形!ヘンケイ!トランスフォーマー「C-01 総司令官 コンボイ」
UNITEWARRIORS「総司令官 コンボイ」
TITANSRETURN「OPTIMUSPRIME(オプティマスプライム)」
SIEGE「OPTIMUSPRIME(オプティマスプライム)」


ロボットモードで。
CLASSICS型のオプティマス(コンボイ)がG1デザインとは異なるものの、
その出来栄えとスタイリッシュなデザインから10年以上前の商品ながら
いまだヴォイジャークラスのオプティマスではそれを超えるものがなかなか現れませんでした。
そしてついにそれを超えるようなヴォイジャーオプティマスが出てくれた、という感じです。
(もちろんCW,TR版のオプティマスも大好きですが)





以上、TRANSFORMERS SIEGE
「WFC-S11 OPTIMUS PRIME(オプティマスプライム)」でした。



G1キャラのリメイクラッシュだった前3シリーズが終わり、
新たに始まったシリーズですが、やはり最初はいつものおなじみのメンツがずらり並ぶ展開に。
とはいえこれまでとの差別化なのか「WAR FOR CYBERTRON」と銘打ち
ビークルモードはアースモードではなくサイバトロン星モードのビークルになり
さらに戦いの激しさを表現するためか全体に金属が剥げたような汚しの表現がされています。

ビークルモードについては個人的にはどっちつかずな印象で、
完全なSFビークルというより、結局はアースモードのビークルへの足し算的なデザインになっていて
ここまでアースモードに寄せるなら普通に旧玩具デザインのビークルでよかったのでは?と思ってしまいます。
とはいえSFビークル感が増して、キャラのイメージから離脱しすぎると、
せっかくロボットモードがいい感じにアニメや旧玩具の良いとこどりで理想的な雰囲気なのに
ビークルモードがなんか違う・・・となってしまうので難しいところでしょうか。
というかすでにそう思ってたりしますが。

玩具自体の出来はこれまでのコストカットによる影響が目立つような処理の個所が減っており
見栄えや遊んだ感触も前3シリーズとはちょっと違った雰囲気になっており好印象。
特にオプティマスはトランスフォーマーというシリーズ自体の看板的キャラでもあるためか
全体的にとてもよくできた玩具に仕上がっていると思います。

変形ギミックはパネル状のパーツで構成されていますが、あまりガワ感がなく
ここを開いてからここを動かして、そのあとこっちを閉めて…という感じで
本当に立体パズルを解いている感じがして個人的にはとても気に入りました。
背中の天板はもうちょっと折りたためたらもっとよかったのになと思いますが。

汚しの表現についてはやはり「なんでこんな余計なことを?」という感想ですね。
この汚し処理に関してはメーカーが「やっぱりやめますわ」って言えば
喜ぶ人のほうが圧倒的に多いと思うのですが・・・。
そしてどうで今後、汚しなしのやつも出す気なんでしょ?という嫌な考えも頭に浮かんでしまい
せっかく本体の出来はとても良いものなのに、余計な部分で損をしているように感じてしまうのがとても残念です。

とはいえアニメで見慣れたオプティマス(コンボイ)をずっと待ち続けてきた人にはお勧めしたいアイテムです。
各所に設けられた5mmジョイントを使った遊びは
今後同シリーズのアイテムが増えていけばより楽しめそうなのでそのあたりも期待したいですね。