WFC-K10
MEGATRON
(メガトロン)
-LEADER CLASS-


【ビーストモード】



獣脚類最大級の体格を誇るティラノサウルスに変身。


サイドから。
劇中のイメージと比べて頭部が小さい感じ。
「WFC-K08 OPTIMUS PRIMAL」や他のKINGDOMのビーストメンバーもそうですが
ビーストモードは劇中に寄せるのではなく、どちらかというとリアルに寄せている感じに見えます。


頭部アップ。
口は開閉可能。
首の側面のパネル状のパーツはスプリングで押さえつけるような感じになっており
可動に合わせて動くようになっています。


ビーストモードの頭部は上下だけでなく、首から横方向にも動かせます。


口の中には銃口のようなジョイントが。


脚部はロボットモードでも脚部になるので
ビーストモードでもよく動きます。


ただ膝の可動部のパーツがなぜか白いので
膝を曲げすぎると白いパーツが露出して骨が飛び出てるように見えてしまいます。
このせいもあってビーストモードでの脚部可動は少し扱いにくい印象です。
ロボットモードでも目立つ部分なので白いパーツじゃない方がよかったなあ・


舌もリアルに造形されています。


ビーストモードのパーツはほとんどがPVC、いわゆる塩ビの軟質プラ製。





【ロボットモード】

軟質素材のビーストモードから硬質プラのボディが現れるロボットモード。
まさか玩具でビーストウォーズのコンセプトを表現してくるとは・・・素晴らしい。


頭部アップ。
旧玩具のような歯ぎしりした表情ではなく、口を閉じたおとなしめの表情。


正面から。
ビーストモードのパーツは単に軟質プラで作ったものを配置してるだけかと思ったら
硬質のプラ上から被せるようにして取り付けられています。
これはちょっと革新的な仕様というか衝撃的というか・・・。


可動はこれまでのWFCトリロジーのアイテムと同等の仕様。


右手はビースト頭部がそのまま配置されています。
当時はこのデザインがとても衝撃的で敵側のボスとしてのデザインとして素晴らしいと思いました。
それゆえに今回のKINGDOM版はビーストモードがリアル寄りのため、
右手のビースト頭部が劇中と比べると小さめで若干迫力不足に感じました。


左手は手を握った造形の手とその上から大きなクロー状の武器を装着したデザイン。
クロー状の武装は取り外しできないようです。


クロー部分は開閉可能。


左手は手首が内側に動く可動があります。
変形に使うわけでもないので、どういった用途なのかわかりません。
他のアイテムの武器を持たせるためだったりするのかな。





右肩はビーストモードの首の可動を使って若干ですが内側に動かすことが出来ます。


やはり右手のビースト頭部を活かしたポージングになりがち。


ビースト頭部の口の中にあるジョイントは他のアイテムのエフェクトパーツを取り付けられます。


ロボットモードのパーツは硬質プラ(ABS?)、ビーストのパーツは軟質プラ(PVC)と
素材で生き物がロボットになる異形感を表現しているのはすごいと思います。









同シリーズの「WFC-K08 OPTIMUS PRIMAL」と。





左から
ビーストウォーズ「D-1 メガトロン」
KINGDOM「WFC-K10 MEGATRON(BEAST)」
プロポーションなどは全く別物ですが大きさはほぼ同じ。


ロボットモードで。
ロボットモードでもほぼ同じ大きさです。
変形ギミックも進化はしていますが、基本的な構造は旧玩具から踏襲されています。




以上、TRANSFORMERS KINGDOM
「WFC-K10 MEGATRON(メガトロン)」でした。



プレダコンの指導者メガトロンがキングダムでリメイク。
WFCトリロジーになってからの久しぶりにリーダークラスらしいボリュームのあるアイテム。
色味がちょっと劇中より赤紫寄りなところと、恐竜モードがリアル寄りなのか
劇中の印象と違うので両形態で少し違和感があるのが個人的には気になった点です。

ただ今回のビーストメガトロンはこれまでにない構造のアイテムとなっているのが魅力。
最初に触ったときは恐竜モードのガワが軟質プラ(PVC)だったので少し残念に感じましたが
よく見るとフレーム状の硬質のプラの上にPVCを被せるという構造になっており
これまでにない野心的、挑戦的な仕様になっています。
好みは別として、よくこれを思いついて実現したなあ、と個人的には衝撃を受けました。

基本的な部分は硬質プラで構成されるため、軟質特有のガワの合わせづらさなどは軽減されており
変形ギミックでの効果もさることながら、有機体から機械のボディに変形する設定を
玩具でも表現しており、リーダークラスの中でのコストのかけ方としてこれ以上ないアイデアだと思います。
ただし商品や作品において「凄い」と「好き」は違うものなので、玩具としての評価は人それぞれかと思います。
軟質ゆえの扱いにくい部分はゼロではありませんし、この先数年後に
この素材の組み合わせがどういう状態に変化するのも気にはなるところです。