MASTER PIECE
MP-11NR
「新ジェットロン航空兵 ラムジェット」
(2016.3.19)
【パッケージ】
コーンヘッズ筆頭のラムジェットがまさかのマスターピース化。
【ビークルモード】
MP-11から各所が新規パーツに置き換わったジェットモード。
赤く大きな三角形のシルエットの主翼が特徴。
サイドから
他のジェットロンと違い、主翼の下には大型のクラスター爆弾を搭載。
ちなみにクラスター爆弾は中が空洞になっており、
二つに分離させて通常の武器の上からかぶせて使用します。
正面から
下から。
MP-11(正確にはMP-03)からの各ギミックは健在。
機首の先端にはレーダードームが内蔵。
エンジンブロックの展開。
ノズルは根元から多少ですが可動させることができます。
天面のパネルを開きエアブレーキを展開。
パイロットフィギュアはいつもホログラムの人。
もうなくてもいいんじゃないかな・・・。
胴体側につながっている主翼パーツの可動が個体差なのかものすごく固く、
一回変形させただけで塗装が一部剥げてしまいました・・・。
逆側の主翼パーツも若干白化してますね。
【ロボットモード】
座右の銘「空にいる奴は、すべて壊す!」
かなり強引なリデコのためか、背面の処理が若干バタついてしまっているロボットモード。
頭部アップ。
ちよっとイメージより顎が細い気もします。
あと頭部の形状が円柱じゃなく、なんか・・・ちょっと座薬みたいな・・・
今回のラムジェットで一番気になったのがここです。
高等部はジェットモードの機首の一部となるので
頭頂部の黒い部分が前半分のみというお面仕様。
これはもうちょっと、なんかとかなりませんでしたかね・・・。
新ジェットロンの一番目立つ部分なのに。
正面から。
頭部のコーンヘッドは機首の一部が変形したものなので
本来の機首パーツはMP-11同様に背面に配置されますが、
MP-11のようにコンパクトに収納されないので前から見ても股間の間から見えてしまってます。
・・・これもなんとか目立たなくできたと思うんですが・・・残念です。
ちなみに主翼のエンジン部分はロボットモードでは正面に向く側だけ
反転させて主翼をフラットな状態にするという処理がされています。
可動は基本的にはMP-11と同じですが、脚部の主翼パーツが
背中側の主翼パーツと干渉するのですこし可動が制限されてしまいます。
背中の主翼パーツをMP-11のように上側に折りたたむのもありかもしれません。
腕部の武器はMP-03では差し替え式でしたが、MP-11からはアームでの接続式に。
主翼との凸ジョイントは今回使わないのでなくしてくれてもよかったのに。
胸部を開くとミサイルポッドが展開。
ラムジェットhs使っていましたっけ?
胸部に配置されるコックピット部がMP-11から変形ギミックが大きく変更になり
180度回転させて配置されるようになりました。
なのでホログラムのパイロットを乗せた状態ではロボトモードだと落っこちてきてしまいます。
指は親指と人差し指が独立して可動し、それ以外の3本はつながった状態で可動します。
MP-11は胴体のスライド部分の固定が緩く、腕を動かすたびにスライドしてしまい
かなりイライラしましたが、ラムジェットではしっかりロックがかかるように。
その分、変形の際に力を使いますが(^^;)
新ジェットロンの特徴的な膝パーツも再現。
脛の黒いパーツは膝パーツを定位置にすると連動して飛び出てきます。
大きな主翼パーツが角度によってはシルエット的にマントっぽくて面白いです。
クラスター爆弾(説明書ではミサイル)は背中の主翼パーツに付けておくことができます。
正面から見るとあまり目立ちません。
とはいえ余剰が出ないための強引な処理なので自分は取り外しておく方が好みです。
一応、旧玩具版のようにクラスター爆弾の腕部に配置できなくもないです。
腕の機銃に被せているので、接続アームで腕部から浮いてしまってるため見栄えは少々悪いです。
頭部はもうちょっとだけ前に配置されててもよかったかな。
【補足】
一部パーツの組み間違いについて。
ジェットモードに変形の際にどうしてもうまく変形させられないなぁ・・・と思っていたら
肩の基部にあたるパーツが前後逆(というより左右逆?)になっていました。
このため、ジェットモードにした際に腕部の位置が変わってしまうため、
主翼とのジョイントの位置とかなりずれてしまい、うまく変形できなくなっています。
ロボットモードでもサンダークラッカーと比べて少し後ろ寄りになっているのがわかるかと思います。
ただしすべてが組み間違っているわけではなく、正しく組まれているものもあるようです。
ここのジョイントがはまらなくなります。
画像は無理やりはめた状態ですが、主翼がうまくツライチにならなかったり
クラスター爆弾のジョイントがはめにくかったりと変形に大きな支障が出ます。
限定品かつ高額な商品なのでもう少し品質管理に気を使ってほしいですね・・・。
「デストロン新破壊大帝 スタースクリーム」と比較。
かなり印象が違います。
ロボットモードで。
膝パーツと主翼のせいかラムジェットのほうがかなりボリューム増な感じに見えます。
他のラムジェットと比較。
ロボットモードで。
ヘンケイ版がなんかクリーム色に・・・こんな色だったかな・・・。
旧玩具版は2015年で海外で復刻されたものです。
以上、マスターピース「MP-11NR 新ジェットロン ラムジェット」でした。
限定品とはいえラムジェットがMPになるとは驚きでした。
MP-11型ではスカイワープもまだだというのに・・・。
モノ自体は2006年発売のMP-03が元になっているので
今見ると変形の複雑さや、細かい仕様など少し厳しい部分もあります。
それでも機首部分の変形方法の変更や膝、主翼パーツなど
MP-11から新ジェットロンへのリデコとしては「おおっ」と思う部分もあります。
ただやはりどこか中途半端・・・というか妥協した部分があるのも否めません。
個人的には頭部の処理がどうにも気になります・・・。
他にもリデコ故にしょうがないと思う部分もあるのですが、背中側のパーツ処理はもうちょっとなんとかしてほしかったです。
一部を切り出してみれば気合の入ったリデコ部分もあるのですが、
全体としてはマスターピースと呼ぶのには少し抵抗があるというか・・・
「リデコなんでこんなもんで・・・」という部分が多く感じ取れて少々残念でした。
加えて組み間違いや可動部の固さによる扱いづらさもあり、値段を考えるともう少しちゃんと管理をお願いしたいところです。
この先、他の新ジェットロンが出るかは微妙なところですがこの仕様だと購入を考えてしまいますね・・・。
せめてもう少し安ければこの仕様でもアリかなあ、とも思うのですが。
まあ、マスターピースでラムジェットなんてこの先あるかわからないので
出ただけでも・・・という思いもあったりしますが(^^;)