MP-53
「サイバトロン戦士 スキッズ」
(2021.11.27)
【ロボットモード】
これぞカーロボットというスタイルのロボットモード。
頭部アップ。
特徴がないのが特徴。
正面から。
各部のモールドも多めで、これまでのアニメを意識したフラットなデザインから
「MP-12 戦士ランボル」の頃の仕様に戻ったような感じです。
可動はここ近年のアクションフィギュア並みの可動と比べると少し落ち着いた感じに。
腕部はこんな感じ。
手首は変形ギミックを受かって少し内側に動かせます。
指は人差し指とそれ以外の3本が併せて可動します。
腕の接続部の位置が低いので、腕を大きく上方向に動かすと少し見た目が悪くなります。
脚部は股関節ブロックごと動く仕様。
ただ腰の板状のパーツが干渉して後ろ報告に動かすことが出来ません。
たまにこういう後ろに足が動かせないアイテムがあるけど、
ポージングに制限が出てしまうのであまり好きではありません。
手首、腰の回転、足首の横可動はマスターピースなのでもちろん標準装備。
頭部の位置がもう少し前だとよかったかな。
太もものジョイントを外すともう少し膝を深く曲げられますが、やはり見た目はおかしくなっちゃいます。
立て膝は何とかこなせます。
付属の武器「液体窒素ライフル」
武器は手に持たせるのではなく、腕部のジョイントに接続します。
この辺りも旧玩具の仕様を踏襲している感じですね。
ぱっと見だと手に持っているように見えますね。
付属の武器「ツイン電子ブラスター」
こちらも同様に腕部のジョイントに接続します。
武器を両方装備。
腕部に取り付けるので武器の保持は安定しているのが嬉しいです。
同日発売の「MP-54 サイバトロン城都守備員 リブースト」と。
他のスキッズアイテムと。
左から
バイナルテック「BT-16 スキッズ feat,Toyota bB」
MASTERPIECE「MP-53 サイバトロン/戦士 スキッズ」
GENERATION「AUTOBOT SKIDS」
TFコレクション「NO.3 サイバトロン戦士 スキッズ」
ロボットモードで。
今年はさらにレガシーラインでスキッズがサイリメイクされます。
知名度のわりに商品化の機会はそれなりにあるのが面白いですね。
以上、マスターピース「MP-53 サイバトロン戦士 スキッズ」でした。
2021年最後のMPはマイナーキャラだが変に人気のあるスキッズ。
キャラの知名度に対してビークルモードの知名度のほうが圧倒的に高く
それゆえか今回のMP化では、アニメデザインを前面に打ち出す近年の方向性から
ビークルの知名度を前面に出して一般層も取り込んでいこうという以前の仕様に近い感じに。
ロボットモードのデザイン、スタイルもゆるい作画のアニメに寄せたものではなく
アニメ玩具雑誌等の複数のメディアから得た情報を脳内で補完したイメージを具現化したようなものになり
変形ギミックもアニメスタイルを再現するための複雑かつ無駄な工程がなくなり直感的なシンプルなものになりました。
またその無駄なアニメ再現を実現するための無理な構造による破損等のリスクも減り、価格も下がり、品質も安定した感じがします。
そのためここ近年のG1マスターピースの中ではネットなどでも評価はよかったように思います。
自分も今回のスキッズの仕様はとても扱いやすく、気軽に遊べますし
そもそもスキッズというキャラもホンダシティも好きなので、アイテムとしてとても気に入っています。
気になる点としては、今回大きく仕様が変わりましたが、並行してスタースクリーム2.0や今後クリフ2.0の発売も噂されており
シリーズとして並べた際にまったく馴染まない仕様のものが混ざった状態になるのが本当に嫌です。
集めてなんぼのシリーズ、というかトランスフォーマー自体そういう楽しみ方ができるものなのに
仕様に全く統一性がないというのがこれまでも、今後も含めて不安というか不満でしかないです。
スキッズを以前の仕様に戻すなら、アニメ仕様を前面に出したアイアンハイドやインフェルノは出し直してほしいと思うし、
逆に今後もスキッズ以降はアニメ仕様を続けるなら、スキッズは不満はあれどアニメ仕様で出してほしかったと思ってしまいます。
商品的に年に何個も出せるシリーズではないのに、ころころと仕様を変えて統一感がないまま継続していくのが本当に残念です。
あとアニメ仕様から方向性を変えたとはいえ、可動範囲などはもう少し近年の仕様に合わせられたのでは?と思ってしまいます。
ただスキッズ単体としては非常に扱いやすく、出来もよいのでこれぞマスターピースという感じでお気に入りなので
このあと発売予定のクロスカットもとても楽しみです。