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SS-50「ロードバスター」
2020/5/23発売
メーカー希望小売価格(税抜) 2,800円
【パッケージ】
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実写シリーズのキャラクターを今の技術でリファインしたスタジオシリーズ。
第三作目のトランスフォーマー ダークサイド。ムーンからロードバスターが参戦。
【ビークルモード】
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武装モードのシボレー・インパラに変形。
ダークサイド・ムーン公開当時に発売された「DA-09 ロードバスター」は
非武装モードでの商品化だったので、念願のデラックスクラスでの武装モード。
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サイドから
全体的なごちゃごちゃ感が素晴らしいです。
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正面上から。
両サイドのドアがきちっとロックされないので
持ち上げようと両サイドを手で持つとドアが内側に動くのがちょっとストレス。
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個人的に気になる点。
ビークルモードを上から見たときに下が見えるのが、なんとなくスカスカ感が強いというか。
フロントウインドウはまだしも、フロントの部分にもいくつか隙間があるのがしょぼく感じてしまいます。
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【ロボットモード】
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本体部分の造形密度がすごいロボットモード。
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頭部アップ
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正面と横から。
背中のガワは結構大きめ、というかヤケクソに近い感じ。
あとそのデカさよりも、ガワ部分が少し胴体内部に入り込む感じなのですが
それを首の後ろのジョイント一点で止めているため
ガワの下の方に触れるとすぐにジョイントが外れてしまいます。
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可動は腰、手首の回転、足首の横可動はありません。
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一番気になった肘可動の構造。
棒状のパーツで前腕部と二の腕が繋がっており、ロボットモードでは
それを折りたたむようにして縮めます。
肘を曲げるときはいいのですが、まっすぐに戻すときには
もう一つの可動部の方も動いてしまい写真下の様な状態になりやすいです。
ビークルへの変形の際に肘を逆側に曲げるための処理ですが
あまりスマートではないというか素人みたいな構造が本当に残念。
なにより遊びにくいです。
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肩のミサイルポッドは長めの棒状のパーツをボールジョイントで接続されています。
正直いつの玩具?という構造で、これも非常に遊びにくいと感じます。
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ガワが目立たない角度だと、ロボットモードの造形の良さが際立ちます。
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足は接地面積が大きめなので安定感はあります。
ただ前述のとおり、背中のガワが干渉するので動きに制限があります。
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頭部はパーツが干渉してあまり下を向かせることが出来ません。
普通に立たせてもちょっと上を向くような感じに。
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付属の武器を装備。
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ビークルのフロント部に付いていた武器を取り外して使用します。
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かなり小さめな武器なので手持ち武器して使うにはちょっと迫力不足です。
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腕部のジョイントに取り付けることもできます。
あとは両肩にも取り付け用のジョイントがあります。
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スタジオシリーズ共通の仕様として内箱に劇中で活躍したシーンの背景が印刷されています。
ロードバスターはダークサイドムーンでの市街地戦をイメージした背景となっています。
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ダークサイド・ムーン「DA-09 ロードバスター」と比較。
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ロボットモードで。
DA-09は今見るとやはり厳しいですね・・・。
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ダークサイド・ムーン「DA-29 ロードバスター&リーコン軍曹」のロードバスターと比較。
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ロボットモードで。
DA-29はマスターピース並みに細かい複雑な変形が多く
DA-09と比べると出来が良いと思っていましたが、SS版と比べると全体的に細身な感じです。
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「 DA-34 レッドフット」「DA-10 オートボットトップスピン」と。
これでやっと武装モードでレッカーズ3人が揃いました!
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ロボットモードで。
ビークルモードでの並びは気にならないのですが、ロボットモードだと身長差がかなり気になります。
SSで残り二人も出し直してほしいなあ、という思いもありつつ
でも今リメイクしてこれ以上になるかなあ・・・という不安もあり。
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以上、STUDIO SERIES 「SS-50 ロードバスター」でした。
公開当時の玩具展開ではレッカーズ3人が同クラスで全員武装モードで揃わず非常にモヤモヤした記憶があります。
今回やっとデラックスクラスの武装モードロードバスターが発売されたのは嬉しいですね。
ビークルモード、ロボットモードともに造形は素晴らしく、ディテールも細かくて密度感もありとても見栄えが良いです。
ただ個人的には気になる部分のほうが多くてとても遊びにくいと感じました。
各部のロックのかからないフワっとしたパーツが多かったり
今時それはどうなの?というSW×TFのような強引な構造の部分があったり玩具としての楽しさは正直低かったです。
とはいえ見た目はガワが気にならなければとても良いものだと思うので
遊びやすさより見た目を優先でよければ、武装モードでレッカーズが揃うという点でもお勧めです。
ただし本当に遊びにくいです・・・。
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