WFC-E25 SCORPONOK
(スコルポノック)
-TITAN CLASS-


【ビーストモード】



巨大なサソリ型のモンスターメカに変形。


サイドから。
尻尾側の重みで後ろ側が少し下がってしまいます。
脚部側と胴体のジョイントが欲しかったなあ。


正面から。


ビーストモードの脚部は途中までは2脚が繋がって可動し、途中から4脚が独立して可動する構造になっています。
個人的には扱いやすくてとても良いと思います。


タイタンマスターは上部のパネルを開いた中にある操縦席に乗せることが出来ます。


巨大なハサミが迫力満点。
頭部は回転できるので少し捻ったようなポーズに出来ますね。


付属のエフェクトパーツは「WFC-S28 JETFIRE(ジェットファイヤー)」と同じものが1セット付属。


全身各所にジョイントがあるのでウエポナイザー等を取り付けて過剰武装が可能。


「愛する者に~ 残そう~ 美し~い ち・きゅ・う~♪」





【ロボットモード】

タイタンクラスの名にふさわしいボリューム感のあるロボットモード。


頭部アップ。


頭部はバイザーを上げると目のような造形があります。
誰だお前!


顔の台座の一部が可動するようになっており、わずかですが頭部が上下に動かせます。
地味なギミックに見えますがポージングの際にはとても効果的ですし
コスト制限の厳しい中、これを仕込めるセンスが素晴らしいと思います。


スコルポノックの頭部はTITANSRETURNのフォートレスマキシマスに取り付けることも可能。
ただ個体差なのかカチっとロックするような感じではなく。少し接続が緩く感じました。


その逆も試しましたがフォートレスのあご下にあるブロック状のパーツが邪魔をして、どうしてもキチンとヘッドオンできません。
頭部の台座前部分を沈めて、フォートレス側のタイタンマスターを外せば合体したような感じには出来ました。


正面から。
雑誌のインタビューによるとオメガスプリームの3/4の金型数で、
さらにオメガスプリームより大きくしないといけないという無茶を実現したそうですが
そうとは思えないぐらいの出来とボリューム感です。
左右共通のパーツを増やしたり、あとは必要なものとそうでないものの
切り分けのセンスが素晴らしいんだと思います。




ロボットモードの胸部を開けると背面から胴体に収納した脚部が見えます。
なんとなく内部骨格っぽくも見えるのが面白い。


胸部には小さなトランスフォーマーを捕らえることが出来ます。
ビースト脚部の州のだけでなく、こういうギミックに落とし込むのは本当にすごい。


可動はこの大きさにしてはとてもよく動きます。
ただ動くだけではなくとても動かしやすい!
これは実際に触ってみていただかないと伝わりにくいですね。


腰はもちろん回転可能。


巨大なクローは2本の爪が独立して可動。


巨大なクローでフォートレスを捕獲!


膝は変形ギミックの可動を使えば二重関節として使えるのでかなり深く曲げることが出来ます。
なのでこのサイズながら立て膝も余裕で決まります。
恐ろしい・・・。


正座も可能。


見上げたアングルの際には首を少し引けるギミックがとても活きてきます。


頭部が「ザ・リバース」準拠のデザインなのでメガザラックとしてはちょっと違和感が。
せめて顔面を覆うカバーパーツがあればそれっぽくなるかな?と思い適当なプラ板で自作。
ちょっと厚みが足りませんね・・・。
「ザ☆ヘッドマスター」版デザインの中間形態だけでも限定とかで出してくれませんかね。


肩は胴体との接続が少し横に広がるような感じに斜めにくっついています。
なので腕を真下におろした状態でそのまま肩を回転させると腕が内側に傾いた状態になります。





背中と脚部に付いたパーツを合体させてクローの付いたシールドに。
腕部のジョイントに取り付けます。


旧玩具と比べるとシールドにしては薄めなので、もうちょっとボリュームが欲しかったかな。
あと銃が付属しないのも残念。
ファストトラックが銃にも変形できたらいいのになあ。













ロボットモードで「ザ☆ヘッドマスターズ」のデストロンヘッドマスター達と。
立て膝で撮ればよかったかな。


「WFC-S29 OMEGA SUPREME(オメガスプリーム)」と比較。
胸部と腕部のボリュームのせいか身長差以上にスコルポノックが大きく見えます。
圧倒的満足感。


TITANSRETURN「FORTRESS MAXIMUS(フォートレスマキシマス)」と比較。
旧玩具よりは身長差は縮まりましたが、今回のリメイクでもやはりフォートレスマキシマスには届かず。
フォートレスマキシマスは数年前のアイテムとはいえ、近年タイタンクラスと比べると少し物足りない部分も多いので
今回のスコルポノックと同じ大きさでもう一回出してほしいなあ。(無理)
まあ、この二人がこの大きさでリメイクされたこと自体が凄いことですが。





以上、TRANSFORMERS EARTHRISE
「WFC-E25 SCORPONOK(スコルポノック)」でした。



TITANSRETURNの時に行われたタイタンクラス商品化のファン投票でダイナザウラーが買ってしまったために
他のヘッドマスターたちが続々リメイクされていくタイミングで商品化とならず残念な思いをしましたが、3年越しで無事商品化となりました。
近年では恒例となったタイタンクラスですが、いろんなアイテムを経て技術も上がってきたのか
このスコルポノックはタイタンクラスのアイテムの中でも個人的にはかなり良い出来の商品だと思います。
数年前よりかけられるコストがどんどん厳しくなっていく中でまさに魔法というべき設計者の知恵と技術で
タイタンクラスながら非常に扱いやすいアイテムだと思います。
オメガスプリームもかなり扱いやすくボリュームもある満足度の高いアイテムだと思っていましたが
今回のスコルポノックは個人的にはそれを超えてきました。
コスト制限の厳しい中、構造としては初期のタイタンクラスのアイテムと比べるとシンプルではありますが
逆にこのサイズではそれがプラスに働いてとても扱いやすいです。
オメガスプリームではその自重を支えるためかクリック音がかなりうるさくて
夜中に変形させてると怒られそうな感じでしたが、スコルポノックはあまり大きな音がしません。
そしてシンプルな変形、構造とはいえ、顔の上下可動やビースト脚部の収納、
巨大なクローの爪の独立可動など細かい部分の拘りが感じられ、かつそのどれもが無駄ではなく
玩具の魅力として効果的に落とし込まれています。
残念なポイントがあるとすれば、脚部側面に取り付けるパーツ(旧玩具だと銀色のパーツ)が
もう少し厚みが欲しかったな、ということと武器がシールドだけというぐらいですかね。
あとは日本向けに「ザ☆ヘッドマスターズ」デザインのメガザラック頭部を出してくれたら最高何ですが難しいかなあ・・・。
出来は本当に素晴らしいのでもう一体欲しいぐらいですが、さすがに同じもの2体は置き場が厳しいので
ブラックザラックとしてリデコされるのを期待してますっ!