SS-45 「ショックウェーブ」
2020/2/29発売
メーカー希望小売価格(税抜) 6,800円
【パッケージ】
実写シリーズのキャラクターを今の技術でリファインしたスタジオシリーズ。
第3作目のトランスフォーマーダークサイド・ムーン(原題:DARK OF THE MOON)からショックウェーブが参戦。
【ビークルモード】
エイリアンタンクに変形。
設定的にも形状が明確になっていないのでオリジナルな感じ。
というかリデコ元の「SS-11 メガトロン」に似た構成になってます。
サイドから
黒いパーツが多くて特にビークルモードは形状がちゃんとわかるように写真を撮るのが難しい・・・。
逆側には太いパイプ状のコードが繋がっています。
正面から。
メガトロン同様に顔が正面からだと丸見えですが
デザイン的にメガトロンほど違和感がありません。
上から。
下から。
砲塔部分は軟質パーツで特にミサイル発射などのギミックはありません。
【ロボットモード】
劇中からそのまま出てきたかのようなロボットモード。
密度感がすごい。
頭部アップ
横に開く口もちゃんと造形されています。
できれば目はクリアパーツだとよかったかな。
正面から。
圧倒的なボリュームと造形。
左腕の武器がもう少し腕に密着して欲しかったです。
可動は腰の回転がありません。
手首も回転はありませんが、内側に少し動かすことはできます。
右手の大きなキャノンは特にギミックはありませんが
親指のようなパーツが付いており根元から可動します。
キャノンの砲身、キャノンに繋がっているケーブル、左腕のソード状の武器などは軟質パーツ。
特に気になるのはこの左腕の武器。
触るとびっくりするぐらいの柔らかさ。
フニャフニャを通り越してペラペラという感じで軟質パーツでももう少ししっかりした固さが欲しかったです。
ケーブルは背中から右腕のキャノンに繋がっていますが可動にはそれほど影響はありません。
背中のスラスターは3個がそれぞれ独立して可動します。
足首はもちろん横方向にも可動します。
このぐらい足を開いてもバッチリ接地します。
ただ足首の可動部が個体差なのか少し緩かったので補強しました。
逆光気味に。
右手自体が武器になっているので手持ち武器などは付属していません。
個人的にはカカトになるパーツがちゃんと固定されてくれると嬉しかったのですが。
気が付くと変な方向に動いてたりするので気になってしまいます。
足首は変形ギミックのおかげで引き出し式の二重関節のようになっているので前後の接地もぬかりなし。
肩が内側にも動いてくれるともう少し自然にキャノンを構えられるのですが。
ポージングはやはりキャノンを意識したポーズになりがちですね。
立て膝はギリギリといった感じ。
もう少し膝が曲がってくれたらよかったなあ。
ロボットモードはどの角度から見ても隙がない。
頭部の土台部を動かせば、極端にのけぞった状態でも顎を引いたポーズにできます。
誰が撮ってもかっこよく写るアイテムですが、
逆にこういうのをカッコよく撮るのが苦手というのに気が付きました・・・。
他の方が撮った写真だとまるでCGのように見えるものが多いんですが
自分が撮るとどうやってもそうならない・・・。
やはりでっかいキャノンとぶっといケーブルが素晴らしい。
写真撮りすぎてしまったので普段から少なめな文章がより少ないのはごめんなさい・・・。
背面もまとまりがよくて本当に素晴らしい。
似たようなポーズがいっぱいありますがご容赦ください・・・。
膝アーマーを可動させて密着させると、膝を曲げても関節部が見えないのもよいですね。
背中のケーブルの接続部が可動するので、腕を思い切り伸ばしてもノープロブレム。
ビークルモードもそうですが、黒いパーツが多いので
撮り方によってはただゴチャゴチャしてしまってどういう状態かわかりにくくなってしまう・・・。
なので実物はもっとかっこいいです。
【付属品など】
パラシュート部隊のフィギュアが付属。
パラシュートは布製なので形状が落ち着きません。
できればちゃんと造形されたものが欲しかったです。
落下してくるパラシュートが絡まってしまうショックウェーブ。
背中に凸ジョイントがあり、そこにフィギュアの足裏にある凹ジョイントを差し込んで固定できます。
無事着地!
ショックウェーブとスケールを合わせたウィーリーとブレインズが付属。
1.5pぐらいの大きさなのでかなり小さいです。
絶対失くしてしまう自信あり。
「ショックウェーブが来るぞ!!」
スタジオシリーズ共通の仕様として内箱に劇中で活躍したシーンの背景が印刷されています。
ショックウェーブはダークサイドムーンでの市街地戦をイメージした背景となっています。
空にはパラシュートで降下してくるNEST隊員も描かれています。
MOVIE THE BEST「MB-04 ショックウェーブ」と。
ビークルモードは全く違いますね。
MD版のほうがまとまりがあって好みかな。
ロボットモードで。
MB-04も当時はこれで決定版かと思ってましたが、SS-45の後に見ると
別の番組のキャラに見えるぐらいに別モノですね・・・。
「SS-11 メガトロン」と比較。
一部パーツを流用しているだけでほとんどが新規パーツなだけに
見た目もボリューム感も全く別物。
ロボットモードで。
そもそもメガトロンがボイジャークラスの中でも大き目なロボットモードでしたが
超す手の問題か空洞部分も多く、ボリューム的には少し物足りない感じでした。
そのヴォイジャークラスのアイテムをリーダークラスにするにあたりショックウェーブは
ボリューム感と密度感がかなり増しています。
以上、STUDIO SERIES 「SS-45 ショックウェーブ」でした。
「SS-07 グリムロック」以来の「まるでCGそのままの様な仕上がり」のショックウェーブ。
可動も変形玩具としてはかなり動くので適当にポーズ付けて飾るだけでも非常に見栄えが良いです。
一部パーツをメガトロンと共有していますが、見た目的にはほぼ別物に近い仕上がりで
ロボットモードについては実写版ショックウェーブの決定版といっても差し支えないと思います。
ただロボットモードに全振りした分、ビークルモードは謎の物体になってしまい
一応エイリアンタンクというSFビークルにはなるものの、変形玩具としてはちょっと面白みがない感じです。
あとはやはり武器の軟質パーツがどうしても気になります。
対象年齢云々の話ではなく、そこまで柔らかくする必要性がよくわかりません。(海外版は同じ仕様でも8歳〜ですし)
単純に遊びにくいと感じました。
あとはもう少し左手のブレードは腕に密着して欲しかったですね。
ロボットモードで唯一あそこだけ見栄えが気になります。
手首も回転してくれるともっとポーズの幅が増えそうなのですが、そこまで求めるのは贅沢か・・・。
付属品は個人的にはあまりピンとこなかったのでなくてもよかったかな。
ウィリー&ブレインズは小さすぎてどう遊べばよいかわからないし、すぐなくしそう。
パラシュートのNEST隊員は面白いのですが、布製というのが扱いにくくあまり好きではありません。
フィギュアのマントなんかもそうですが、布で再現されるとがっかりしてしまうタイプなので
ちゃんと造形されたものだったら気に入っていたと思います。
(SS-27 メガトロン(DOTM)のケープなんかもそうですね)
劇中ではロボットモードしか出ていなかったので、ロボットモードの見栄えに全力という方向性は間違ってないと思います。
動かしてても楽しいですし、それこそ写真撮ってると写真映えしすぎてあっという間に時間が過ぎます。
ポーズを付けて飾っておくには最高のショックウェーブだと思います。